今から相手をするのはただのアスモダイ、だがただのアスモダイにひれ伏す

タイトルの元ネタはトライガンから。オンステージのフレーバーを見た時からやりたいネタでしたが夢が叶いました。みんなもトライガン、読もう。

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皆さんおとなバディお疲れ様でした。私事では御座いますが昨日のクロニクル杯で優勝できました。

今回はその際に本戦も含め使用しました72柱の解説内容となります。

 

使用の経緯

そもそも72柱を使用するに至った経緯を記載致しますと、トリオということもありポテンシャルの高い電神やBB、デッキ相性がもろに出るゴッドヤンキーは当たることを前提に考えておりました。それに加えバディクロニクルによって強化されたLO黒竜の動きが想定よりも素早く、対策を講じないとほぼ勝てなかったためこれらに対して最低でも対等に戦えるデッキを考えていました。

そこで行き着いたのは電神やBB、ロストにはバウンスという回答があり、LOにもデビルフィーバーで耐性がある72柱でした。とはいえいくらアスモダイが強くとも現状の環境で手札を稼ぐ手段がナイスワンしかない、そもそもゲージをためる手段が弱いとデッキの地盤が弱いというのが当初の感想でした。

しかしそんな中、もうしんさんに見せて頂いたCエルシニアスによるデッキエンジンギミックがかなり強く、こちらのエンジンを混ぜた構築ならいけると考えて結果使用した次第です。結果としてはクロニクル杯含め想定していたデッキに有利に働き、リセットの強みがあるため後手でも挽回できる点も働き先手ゲーを覆すという意味でも選択としては正解だったと思います。

(本選は4-1。とはいえ仮想的には勝てているのでいいでしょう)

 

使用カード説明

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全部はさすがに多いので抜粋して

・Cエルシニアス

マジックワールドのおもちゃ。こいつ自身の効果と逆天殺でゲージとライフとハンドのすべては賄えます。ヴィネアをコストにすると無茶苦茶気持ちいい。

 

ナルコレプシー

・GSラーニング

・レゼルボアの大魔法陣

・マイコトキシン

主なサーチ対象。基本は防御札のナルコレプシー、安定したゲージ供給のレゼルボアは固定で、ハンドが欲しければGSラーニング、ライフが欲しいならマイコトキシン。

場に病が無い時なんて結構あるのでGSラーニングなどを抱え込まないよう気をつけましょう。

 

・復活の魔王アスモダイ

CIPドロー、バウンス、ハンデス、パンチャーを兼ね備えた最強のサイズ1。

特に全体バウンスは今環境で無茶苦茶強く、手札を損なわず相手の盤面を更地に出来る等攻防ともに優秀な一枚。

 

・魔道書アルマデル

アスモダイと組み合すと最強の盾。

 

・レッツハヴファン

人によっては枚数を抑えていますが、個人的な評価としてはこれ1枚で前述の復活アスモ+アルマデルが完成するため守りが完璧になる、72柱属性の水増しのため4枚入れています。

一応2回撃っても持っていきたい対象があるように二角モダイを入れています。

 

・リカバーベール

盾かゲージの二択。どちらも状況によっては過剰になりやすいためどちらもこなせるというのは枠の圧縮に繋がるので助かります。

 

・神竜の大魔法陣

これから毎日フィーバーしようぜ。

墓地の落ち方と手札にヴィネアがあることが条件ですが、オンステージやレゼルボアよりも序盤優先するべきカードですね。

それ以外なら墓地が肥えた中盤以降にナルコ回したり、セフィロト回したり。

 

 

立ち回り

 

基本的には如何にしてこちらのペースで戦い勝利できるか、逆算しながらプランを組み立てていきます。とはいえ基本的には復活アスモダイが無茶苦茶強いので、こちらを如何にして出していくかと言う話になりますので最もアスモダイが活躍できる状況を想定して運用しましょう。

 

Cエルシニアスの運用に関しては、初手にあれば積極的に出して逆天殺を使用して手札とゲージを整えましょう。先手であれば逆天殺で手に入れたナルコレプシーを構えながら次の自ターンまで生かしておきましょう。そうすれば+2ライフ、+2ゲージも得られます。

中盤以降に引いた際はデビルフィーバーがあるなら盤面を潰して出してもいいです。その際の逆天殺はデッキ内の病次第なので考えましょう。デビルフィーバーでデッキをリセットするため何だかんだ狙う機会はまだあります。

Cエルシニアスが引けていない場合は従来の72柱の運用で動きましょう。その際にゲージ2は確保しながら動くよう意識しましょう。間違ってもオンステージが成功すれば足りるみたいなリスクの背負い方は極力しないでください。その目論見が外れたら72柱は大概負けます。

ゲージに関してはガミジンでレゼルボアを持ってくる、逆天アスモでヴィネアを使いためる、墓地のリカバーベールを大魔法陣で回収するなど手はいくらでもありますのでその時々の手札次第で使い分けてください。欲をかいてギリギリのゲージの時にナイスワンを使用しないようにしましょう、大概裏目になります。

 

最後に

 

自分はこのような配分でデッキを組みましたが、今回の72柱デッキに関してはデッキの5割ぐらいはフリースロットだと思っています。そのため自分ならこうする等好みがいろいろ出ると思っていますので、自分の好みでチューンしてみましょう。

次の段で強化が決まっているマジックワールドからますます目が離せませんね。

異次元の侵略者は侵略者となりえたか

異次元の侵略者が発売され2週間ほど経ちました。その間に大阪予選だったりとありましたし、ここらで新弾によってどういったデッキが出てきているか等個人的感想を踏まえて書いていきます。

 

メインデッキに関して

 

・次元竜

異次元の侵略者というタイトル通り今回のメインとなるデッキです。

今回の強化でサーチ、追加のドロー、ゲージ&ハンド増強、戦闘を終了させる盾と安定してロストワールドまで行えるカードが大漁に配られました。元々ロストデッキとのシナジーが強いことも相まってかなり強くなりました。

とはいえメインデッキはシステムカードが大半のためロストしないとどうしようもないので、その間に押し切られることはあるので過信は禁物。

 

・天球竜

ドローの強化、盤面維持能力の上昇、システムモンスターの増加とフォーメーションの構築維持がだいぶ楽になった感はあります。

特に新しく加わったアストロギアは単体でも強いですが占闘準備と組み合わせ安定した手札供給を行い構えられたりとかなり強いです。ロストフラッグの旨みが活きにくいのでロスト化する必要も無いため比較的安く組めるのも○。

 

・絆竜団

大阪を制したデッキ。今までの弱点でした打点、パワーの低さをすべてアギトが解消してくれました。

これと救護による戦闘中に三面維持を常に行いながらガンガン圧していくスタイルは対策を講じないとそのまま押し切られます。

これも天球竜同様にロスト化する必要が無いため比較的安く組めます。

 

・ドラグメタル

相手の盤面を埋めて使用を制限すると言うことで前述の天球竜、絆竜団の機能を潰すデッキ。

比較的クロックも早いため策を講じる前に負ける可能性があるぐらいの火力は有りますが、現状ではドローが弱いので展開力が安定しない点、BBや竜血師団相手が絶望的な点と現状の弱点ははっきりしているため11月に配られるであろうPR待ちですね。

 

・忍者

旋風さらいがみんなに行渡ればもう少し見るとは思うんですけどね。

 

・剣客

ドラグメタル以上に相手を選ぶ為、こちらも現状はPR待ち。

 

 

ロストデッキに関して

 

今までは単純にモンスターの質が高いだけだったのでいなしやすかったのですが、今回の追加で相手のリソースを奪うモンスターがかなり増え、10点必殺技まで加わりましたのでロスト化してからのロストカードの引かれ方次第でそのまま一気に展開されて盤面をボロボロにされるか、そのまま押し切られてしまうかといった結果になります。

ただ基本的にはアタックした時に~が多いため、そもそもアタックさせないようにしてライフとアドバンテージ差を維持するという動きが重要になってきます。

 

最後に

そんな感じで今回強化された属性をメインに解説してみました。

今回追加が無かったデッキに関しては上記のデッキに対しての対抗策を講じながら構築を見直してみましょう。

ロスト童話あれこれ

 

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エクブで追加されたデッキで童話デッキ。このデッキ、使ってみて下記内容が気になって使うのをやめたりした方っておりませんか。

1:ライフを払う場面が多いのにライフ回復がしにくいからじり貧になる。

2:アタッカーがサイズ3のため出す際に盤面を圧殺しなければならないのが嫌だ。

 

そんな問題点はロストフラッグと新PRのアレンティで改善された今こそ童話を使ってもらおうとこの記事を書いてみたので、今回は最近使用していますデッキを例にして宣伝させていただきます。

以下デッキ内容。

  

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今回紹介しているデッキはフィニッシャーをロストフラッグに任せているためサイズ3を抜いた構築になっております。

抜いてしまうとロスト化しないとごり押しが出来なくなりますが、ゲージにかなり余裕が出来ます。

(今回は抜いた構築の解説をしていきます)

 

 

キーカード

ロストフラッグが入ってどんな感じで運用が変わったのかをメインに触れていきます。

赤ずきんエマ】

本の質を高める基本的な部分は変わりません。ただ増えた仕事としては、3枚見た際にロストフラッグを見つけたらそこにたどり着くようにデッキを運用するプランが立てやすくなります。ここら辺は某ヴァンガのツクヨミみたいな感じですね。

後は後述しますアレンティを入れることでライフ回復も疑似的にできるようになったのも大きいですね。

 

【白雪姫クリスタ】

ロストする前は今までと大差ないですが、ロスト化してからのクリスタは攻防の質をかなり高めます。

具体的にはロストモンスターを本に仕込んでからメルヘンパニックになりますが、こちらを円滑に行うために、ゲージに余裕がある際は次ターンにメルヘンパニックで出す生物はクリスタで圧殺して仕込みましょう。

(攻めで使用したザザイスを圧殺して次ターンに出したり、メルヘンパニックで波状攻撃を仕掛けるために相手ターンにヴァニティを圧殺したりなど)

 

【奉公娘アレンティ】

このデッキのライフに関してかなり重要なカードです。これのお陰で時間が経てばライフが増えると言う童話としては夢のような動きが出来ます。枚数ですが序盤から仕込みたい為3~4枚は入れておいた方が個人的にはいいと思います。

出てきたときにソウルを抜く効果も機空隊、竜血師団、童話からすると大概嫌がられます。

 

【猟師ヨルダン】

【七人の小人】

基本的にはデッキの潤滑油です。ヨルダン、小人のライフ回復に関しては常に意識しておきましょう。

何なら小人に関しては場とゲージに余裕が有れば出しちゃって構いません。とりあえず生きて帰ってくることが重要ですので。

 

他に特出すべきカード

【狂気のフェーブル】

【眠り姫ステフ】

【幻想竜 ソーンズ・ドラゴン】

どれも一長一短ですが守りの性能でいえば童話随一です。

フェーブルは魔法故一度しか使えませんが読まれにくく、ステフは自壊手段ありきですが有ると半永久的に使用可能、ソーンズはゲージと盤面を圧迫しますがフェーブルとステフを足した感じと言ったところです。

 

【十二番目の魔女】

手札をソウルに仕込むのに一番簡単で強いカード。特にアレンティはドロー出来なくても仕込めるとかなり楽です。

とはいえ手札が増えないのでそれなりに手札が無いとじり貧になりやすいので注意。

 

【神代の御使い ミカエリス

(実質)三枚目のロストフラッグ。ロスト出来るかが重要なこのデッキにとって落ちてしまったフラッグを戻せる効果がかなり大きく、クリスタで仕込めるので1枚で事足りる点も評価高いです。

メルヘンパニックでアレンティと一緒に出せるとかなりえぐい。

 

【狼人間ヴォルグ】

ステフと違い破壊なので単体でも仕事をしやすいのが強みです。BBの設置に容易に触れられる点も評価高いです。

ただ破壊なので耐性持ちが多いのが難点。

 

【逆天魔王ミセリア】

ロスト化した後に使うとほぼ勝ちまで持っていける魔法のカード。このデッキならそれを行うだけのゲージを容易に確保できます。

 

イデアルプリンツ

何故かロストモンスターの能力無効化耐性を付けられる。

 

立ち回りに関して

基本は普通の童話なので特筆すべき点は特にないですが、個人的に意識している点だけ書いておきます。

1:デッキを回す為に自分ターン中のメルヘンパニックは積極的に使う。

2:破壊したとき効果を持つカードは基本センターに出さない。

3:何は無くともエマが働けば働く程勝利に近づく。

4:相手ターン中のメルヘンパニックは出し渋ろう。

 

1に関しては具体的にはヨルダンを積極的に本に仕込んでメルヘンパニックで出して引いていこうってことですね。

こと序盤に関してはメインからメルヘンパニックを使ってヨルダンを酷使しましょう。

2に関しては貫通を避ける際にセンターを圧殺する盤面がやりにくい。トイフィルを使ってセンターを破壊してしまうと、センターを開けてしまうため盾としての効果が半減する。ステフはそもそも戦闘前に自壊させたいが理由ですね。何は無くともセンターに常にブロッカーを立たせましょう。

3に関しては常にクリスタが場かソウルに1枚以上有る状態でしたら極力エマで攻めましょう。そこから後続に繋がりますし、そもそもパワー1万の二回攻撃は盤面を制圧出来ます。圧殺したカードはクリスタが回収します。

4に関しては使用していないメルヘンパニックは相手に対して圧になるのが半分ですが、ロスト後にメルヘンパニックをしてヨルダンを出してからのドローを狙うのが半分といったところです。そのドローでヘクセンの儀式を引こうものならさらに掘って強いロストハンドで蹂躙しましょう。

 

ロスト化してから

 

前述の通りクリスタを駆使して相手からは悪夢のようなメルヘンパニックを繰り返して蹂躙するだけです。

メルヘンパニックでセンターを埋めて守りやすいのでエナジーが使いやすいです。童話モンスターだからと舐めてかかってきたら反撃で倒しましょう。

 

最後に

今回は製作者の性癖でがちがちのコントロールに寄せた構築になりましたが、もちろん従来のように手数で圧したりする構築も全然ありです。

相手の攻め手をいなしながら自身の優位な状況を作りつつ、最終的ゲームを支配して勝つのはコントロールの特権ですのでそういう動きが好きな人、童話好きだから使ってみたいと言う人という方はせっかくなんで使ってみてください。それで君だけの物語を紡ぎましょう(童話だけにね)。